2008-02-19 第169回国会 衆議院 予算委員会 第11号
古くは一九七三年に、世界の同時不作があって、アメリカが大豆の禁輸措置をしたような事件がありました。一九八〇年にはアメリカで熱波によります不作がある。そして、一九八八年にはアメリカが大干ばつである。また、一九九三年には、日本は冷害で米の緊急輸入をしなきゃならない、アメリカでも大洪水による不作がある。そういったようないろいろな天候による影響によりまして、穀物需給が大きく変動をいたします。
古くは一九七三年に、世界の同時不作があって、アメリカが大豆の禁輸措置をしたような事件がありました。一九八〇年にはアメリカで熱波によります不作がある。そして、一九八八年にはアメリカが大干ばつである。また、一九九三年には、日本は冷害で米の緊急輸入をしなきゃならない、アメリカでも大洪水による不作がある。そういったようないろいろな天候による影響によりまして、穀物需給が大きく変動をいたします。
第三点は、いわば歴史的な経過に照らして、一九七二年の世界の同時不作という問題や、七三年のアメリカの大豆の金融その他の歴史的な経過、干ばつとか熱波とかいろんなことがございましたけれども、これを全部一つ一つ説明をして、このようにあなた方が、自由化とおっしゃるけれども、いわば供給面に制約を設けたり、そのために価格が急騰した事実も残っているではないか、そういうことごとを含めて我々は食糧の需給というものを考えなきゃいけないし
そんな中で過去の歴史をひもときますと、一九七二年には御承知の世界同時不作というのがございまして、このときには小麦の値段が一四三%上昇しています。また、七三年には米国の大豆の生産が大きく落ち込みまして、禁輸が行われて、この際、大豆の価格が二二三%上昇しているわけです。さらには、八八年には米国の大干ばつがあって大豆の価格が八四%上昇、九五年には米国の天候不順ということで小麦の価格が七六%上昇と。
国土の保全や自然環境の保護、そしてまた水資源の涵養、あるいは洪水や土砂崩れ等の災害防止等、まさに農業が果たす多面的機能というのは日本の国の農業にとっては見落とすわけにはいかない重要な役割を担っているという点と、もう一つは、国際需給が中長期的に見まして逼迫する可能性がある中での食糧安全保障の重要性、すなわち歴史的に見ますと、一九七二、七三年の世界同時不作とか、あるいはまた大豆の価格の急騰等々いろいろございまして
また、ただいま御指摘ありましたけれども、かつて一九七二年には世界同時不作がありましたし、翌年には米国の大豆禁輸がございました。熱波とか大干ばつとか大洪水、天候不順等々、自然現象の揺さぶり等もこれあり、輸出国といえども万全の保証があるわけじゃないわけでございまして、我々はこれらに対処していくことが必要である、こう考えております。
ただ、世界的に同時不作になりました一九七〇年代前半とは現在の状況は異なっておりまして、直ちに穀物の円滑な供給が滞って価格が暴騰するというような可能性は小さいと考えております。 また、中長期的な食糧需給についてでございますが、まず需要面でございます。 開発途上国を中心といたします人口増加とか、それから経済発展に伴います所得の増加を背景として畜産物の消費が増大をしていくことが見込まれます。
そこにおきましては、穀物の国際需給が一九六〇年代は安定していたけれども、一九七二年、三年の世界的な天候不順による同時不作から逼迫基調に転じた。したがって、一九七〇年代は過剰と不足の大きな変動を繰り返しつつ逼迫基調で推移した。ところが、一九八〇年に入ってからは主要生産国で生産を拡大するということがありまして非常に大幅な過剰基調になる。